お問い合わせ

コラム

その13 「土下座外交」

外交といっても日本の外務省の話ではありません。

営業の話です。

独立当初、FPとして仕事をもらうのに、何らかのアクションが必要なのはいうまでもないでしょう。どんな商売でもただ座っているだけでは仕事はきません。

FPとしての自分の能力をお金に結びつける行動を起こさなければ、食べていくことは難しいでしょう。

しかし、これを勘違いし、とにかく仕事をもらうことがFPで独立することだと思っている方がいらっしゃいます。

あらゆるツテを頼って仕事をもらえそうな先を探し、「FPで独立しました。どうか仕事を紹介してください」、「自分の勉強のためですから、報酬はいくらでも結構です。無料でも構いません」、「お知り合いを誰かご紹介ください」、「まだ未熟で自信がありませんが、一生懸命頑張りますから何とかお願いします」、などど頭を下げて回る方たちです。

まさに土下座外交です。コストを第一に考える先であれば、仕事はくれるでしょう。

しかし、仕事をやらせてみるとすぐに底が割れます。低レベルなのです。

無料でやる仕事に顧客が満足してくれるでしょうか?

自信がないFPを顧客が信頼してくれるでしょうか?

それで次の仕事につながりますか?

GNP営業をこれからも続けていくつもりですか?

本当にこれで生計を立てていくつもりなのかとあきれてしまいます。

FPは形ある物を売るセールスではありません。顧客の目的を達成するための手助けをしてあげる仕事です。売れればいいやという考え自体が根本的な誤りなのです。

正当な報酬をもらい、それに見合った仕事をしようと努力することがFPとして本当の実力をつけることになります。大きな目標を持つ人間は、大きなプライドを持つことが必要です。それを捨てて小利に走ることは、自ら独立の道を閉ざすことと同じです。

『武士は食わねど高楊枝』

これはプライドばかり高い人間を皮肉ったことわざですが、私は別の意味として理解しています。食べられなくても、食べているふりをする。これは志を持ってFPで独立しようと考えている人間にとっては、非常に重要なことだと思います。

生活のために仕事の質を低下させることはあってはなりません。

土下座外交で取った仕事は、それなりの仕事です。採算割れの低コストで受けた仕事はそれなりの内容になります。そして、それなりの仕事をするFPはそれなりのFPでしかありえません。

当社の無料講座(まぐまぐ)


Copyright(C) 2007 プロFPJapan(株式会社PFJ) All rights reserved.