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コラム

その29 「他人の体験を活用する」

今回は、FPで独立するために、『他人の体験を活用する』 ことについてお話ししたいと思います。

以前、コラムその2「学ぶべきこと」で申し上げましたが、わが国には昔から 内弟子という実務経験を学べる制度がありました。

師匠の家に住み込み、家事の手伝い・雑用をしながら実務経験を 学んでいくというすばらしい制度です。

日本の伝統的文化や芸術などの実務家は、すべてこのような形で 食べていくための技術を身に付けてきたといっても過言ではないで しょう。

封建的と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこのような 形が独立して食べていくための最短距離なのではないかと思います。

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歌舞伎や能の芸術や、陶芸や織物などの伝統工芸において、その道 で食べている専門家の仕事を見ると、本当にすばらしいと感じることが よくあります。

これはその人に優れた才能があり、たゆまぬ努力を続けてきた結果 であるといえるでしょう。

しかし、彼らは才能・努力だけで食べていっているわけではないと 思います。

良い指導者につき、苦労して失敗を重ねながら、やっと人様に満足 していただける仕事ができるようになったと考えるべきでしょう。

才能があり、努力をしたとしても、その方向性が間違っていれば、 1つの道で大成することは不可能でしょう。

その才能・努力を正しい方向に向けていくことが、良い指導者(師匠) につくことであり、実務経験(失敗の繰り返し)であると思います。

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現在はこのような内弟子という制度は極めて少なくなっており、まして FPにはこのような制度はありません。では、どのようにしたらいいの でしょうか?

まず最初のステップは、実際に独立しているFPの話を聞くことだと 思います。

人の話というものは、必ずその人の体験がにじみ出てくるものです。
さりげない一言でも、その人に実務経験という裏付があれば、聞き手 に訴えかけるものがあります。

『他人の体験を活用する』

これが第一歩です。
独立をしたいけれどどうしたらいいのか分からないと考えていらっしゃ る方は、かなりの数にのぼると思います。いろいろ思考するだけでは 前に進みません。

行動を起こすことがスタートです。まずは話を聞くことから始めましょう。

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知り合いに独立FPがいないという方は、積極的に講演会やセミナー に参加されることをお勧めします。

FPで食べていらっしゃる方の話であれば、テーマは特に独立に関する ものでなくてもいいでしょう。目的はその方の話の中から、体験を汲み 取ることにあります。

他人に共感を与えることができる人の話には、必ずといっていいほど 本人の体験が登場します。これを繰り返し聞くことが、今後の大きな 糧になります。

そして、できれば講演の後に質問をしましょう。最初は恥ずかしい かもしれませんが、講師にとってみると真剣に質問してくれる受講者 がいるということは、自分の話の反応がわかりとてもうれしいものです。

さらに、名刺などをいただくことができれば最高です。最近の名刺には 大抵メールアドレスが記載されていますので、御礼のメールを出すなど すれば、中にはていねいに対応してくれる方もいらっしゃるでしょう。

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人間の社会は縁というものでできています。もし、その方と縁があった ら、あなたにとって良い指導者になってくれるかもしれません。

そうすれば、FPで生計を立てていくための、貴重なノウハウをつかむ ことはそう困難ではないでしょう。

このように『他人の経験を活用』しながら、少しずつ独立に向けて行動 を開始することが重要です。何もしなければ何も起こりませんから。

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