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コラム

その54 「続・セミナーの講義準備について」

今回は、引き続き『講義準備に時間をかけること』についてお話します。

講義準備において分岐点となる話を設定するということを申し上げました が、これは次のように考えると分かりやすいと思います。

セミナーのテーマが与えられており、主催者側からこのような内容で話 をしてほしいとの要望がある。これを旅行に例えてみます。

旅行には国内旅行もあれば海外旅行もあります。
国内旅行でも行く場所は無限にあります。しかし、セミナー・講演では、 どこに行くかという目的地、またそのルートがあらかじめ指定されている のです。

したがって、その目的地・ルートに沿った話をしなければならないわけ です。

旅行のパッケージツアーの広告などを見ても、同じ目的地・同じルート でもそれぞれ旅行会社によって特色が出ていると思います。あのツアー では行かなかった場所がこのツアーでは行けるとか、昼食や宿泊場所 もそれぞれ特色のある内容になっていますよね。

これは、セミナー・講演でも同じことです。同じテーマであっても講師 次第で内容はまったく異なり、受講者の満足度も天と地ほど開きます。

大切なのは受講者にいかに満足してもらうかです。そのために、十分 に時間をかけた講義準備が必要になるのです。

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新幹線で大阪に行くことを例えにしてお話します。

まず、分岐点を東京・新横浜・名古屋・京都・大阪に設定します。

そして、それぞれの到着時間を決めます。ただし、若干の余裕を 持たせます。これは、受講者の理解度・反応によって寄り道をす るためです。

例えば、名古屋に着いたら、ういろうを買うかもしれませんし、みそ かつを食べるかもしれません。すべて受講者に満足していただくた めです。せっかくお金を払って話を聞きにきていただいているのです から、できるだけ楽しんで帰ってもらいたいのです。

また場合によっては、岐阜羽島や米原で途中下車するかもしれま せん。これも受講者次第です。講師はツアーコンダクターのようなもの、 受講者に満足していただけなかったら、どんなに有意義な話をしても 意味がありません。つまらない話はやはりつまらないのです。

受講者の理解度・反応を敏感に読み取り、話す内容をそれに合わ せて満足してもらう。これが講師の仕事だと思っています。

まあ、中にはういろうは嫌いだとか、みそかつは食べないという方 もいるにはいますが。

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このように、分岐点を設定し、楽しめる材料を準備することは相当な 時間がかかります。楽しめる材料は当然みそかつ、ういろうだけでは ありません。

大阪でたこ焼きを食べることや、通天閣に上ったり道頓堀を散策する ことも楽しいものです。

そのためには、日頃から情報を収集し、材料を蓄えておく必要が あります。

講師の時間単価は高いようですが、それを考えるとパートタイマー並 の時給になるかもしれません。

講師は収入になるからという理由だけで始めたとしても、この地道な 作業を怠ると結局生計を立てていくことにはつながりません。受講者 の満足度はアンケートに如実に表れますから、結局リピートが取れな い1回限りの講師で終わってしまうのです。

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