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コラム

その64 「責任を取る」

今回は「責任を取る」ことについてお話したいと思います。

FPで独立して仕事をするということは、FP業務を行うことで顧客 からお金をいただき生計を立てていくことを意味します。

当然のことながら、お金をいただくということは無償で行うことと 比べて、かなりの厳しさが要求されます。

顧客の立場に立って考えれば、「お金を払うのだから」という気持ち があるため、一定のレベル以上の満足を求めてきます。FPの立場 に立ってみても、「お金をいただくのだから」という気持ちがあるため、 いい加減にはできないぞということになります。

これがうまくいった場合には、無償で行う仕事と比べて、はるかに 質が高く顧客満足度が得られる仕事ができるでしょう。

このことは、ボランティアとしてのFPを脱却し、FPで生計を立てる 人間がどんどん出てきてほしいと私が考える大きな理由です。

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しかし、お金をいただいて仕事をしても、常に満足できる結果になる とは限りません。顧客の要求度もさまざまですし、仕事の出来不出来 にもばらつきがあります。

これをできるだけ完璧なものに近づけていくということが、FPで食べ ていくためには不可欠になります。そのために、独立してからの試行 錯誤、苦労が大切になってくるのです。

貴重なお金をいただくのだから、それに見合った仕事ができるように 日々研鑚を続けていくこと。これはプロFPとして当然の責任です。
またそれを怠れば、必ずツケは自分自身に回ってくるということを理解 しておくべきでしょう。

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FPで独立したいと考えている人は多いのですが、このプロとしての 責任を自覚している人は少ないように思います。これがなければ、 たとえ独立したとしても所詮「独立のお遊び」に終わってしまうでし ょう。

一年ほど前の話になってしまいますが、トレンドマイクロ社が ウィルス対策ソフトの不具合で、日本中のユーザーに大きな被害を 与えたことはみなさんもご存知だと思います。

同社社長のエバ・チェン氏が米国から来日し、謝罪会見を開きま したが、自らの月額報酬を、障害が完全に復旧するまでの期間、 594円にすることを発表しました。

594という数字は、今回障害となった更新ファイルのナンバーです。
今回の障害を教訓として忘れないために、この数字にちなんだ 処分を自らに課したということです。中国のことわざでいえば、 臥薪嘗胆ということになりますね。

私はここに彼女のプロ意識を強く感じました。これは単なる サラリーマンではないプロの経営者であるからこそ出てきたこと だと思います。

お金をいただくからには、満足していただける仕事をしなければ ならない。万が一、こちらのミスで迷惑をかけてしまったとしたら、 その責任を取り、2度と同じことを繰り返さないのがプロとしての 誇りでもあります。

問題発生時に自らの保身のみに終始するわが国の経営者と比較 すれば、プロ意識の違いが歴然としているのが分かるでしょう。

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