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コラム

その91 「資格の陳腐化」

今回は、「資格の陳腐化」についてお話したいと思います。

FPに限らず、すべての資格は生ものです。資格は取得した瞬間が頂点であ り、次第に腐敗していくものです。これは、詰め込んだ知識はいずれ忘却し てしまうことと、資格というものが世の中の流れのスピードに対応できない という致命的な欠点を持っているからです。

もし、資格を取得したまま何もしないでいたら?

当然、腐敗が進み、役に立たなくなるでしょう。10年前に取得してそのま まの状態であったとしたら、これはもう化石状態ですね。こうなってしまっ ては、もう独立うんぬんを考える以前の問題ということになります。

苦労して、お金と時間をかけてせっかく取得した資格をこのように「陳腐化」 させてしまうのは、あまりにも勿体ないと思いませんか。もし、みなさんが 頂点の近くにいるのであれば、まだ間に合います。ぜひ早急に資格を活用す る道を見つける努力をしましょう。

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私の持論は、「資格の取得は短期間で、資格の活用に時間をかけること」で す。陳腐化していくのが資格の宿命ですから、それを活用することにより、 少しでも自分自身の能力の一部にしていくべきです。試験勉強で得た知識は、 試験が終われば忘れますが、それを活用し体験に結びつけた場合には忘れる ことはありません。

私の知り合いに、「10年前の社労士」がいます。10年前に社労士の試験に合 格したものの、その後まったく活用していません。確かに資格は残りますが、 果たしてどれほどの価値があるのでしょうか。この10年、公的年金がいかに 変わってきたかを考えてみれば納得していただけるでしょう。

しかし、同じ時期に社労士に合格した方でもそれを活用し、実際に業務とし て行っている方もいるはずです。このような方の資格は決して陳腐化しませ ん。実務を行うことにより、知識を体験に変え、さまざまなノウハウを身に つけてきているからです。

俗にいう資格マニア的な方は要注意です。さまざまな分野の資格を持ち、幅 広い知識を持っているものの、それを10年間陳腐化させないことは至難の技 ともいえるでしょう。資格を取得する時の努力の何十倍もの努力と時間が必 要になるのではないでしょうか。

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読者のみなさんは、決して「10年前のFP」にはならないでください。せっ かく取得した資格ですから、ぜひそれを活用しましょう。活用するというこ とは、ブラッシュアップのセミナーを受講して知識を学ぶことではありませ ん。自分自身がそれを使うことです。

それを行う努力をしない限り、あなたのFP資格は次第に腐敗し、陳腐化し ていくことになるでしょう。ステータスになるから、それでもいいと考える 方もいるかもしれません。しかし、これだけFP資格取得者の数が増え、上 級資格も万を数える現状を考えてみれば、いったい何ほどのものになるので しょうか。

「独立したい」、「いずれ独立するつもりだ」と言いながら、肝心の資格そ のものがいつしか化石になっていたとすれば、悔やんでも悔やみきれないと 思います。いつも申し上げることですが、まず行動を起こしましょう。

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