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コラム

その134 「人間関係を学ぶ」

今回は、「人間関係を学ぶ」というテーマでお話したいと思います。

サラリーマンをされている方の中には、人間関係で苦労している人が多いよ うです。これは職場の人間関係であり、独立後の人間関係とはかなり異なり ます。このあたりを少しお話したいと思います。

職場の人間関係は、基本的には自分で選択できるものではありません。嫌な 上司、嫌な同僚は必ずいます。しかも、四六時中一緒に仕事をしなければな らないわけです。これは本当に地獄です。これに悩みはじめると、とんでも ないことになる可能性があります。つまり、精神を病んでしまうか、体調を おかしくしてしまうということです。

人間関係で悩む人向けにさまざまな書籍が出版され、コミュニケーションス キルのセミナーも花盛りです。しかし、私はこれらに対しては疑問を持って います。職場の人間関係は、自らが避けられないもの。ですから、その中で いかに他人と上手くやっていくかが主眼になります。すなわち、自らの考え 方、行動を変えていくことにより、いかに周囲と円滑にやっていくか、その 方法を学ぶということでしょう。これは、自分の個性を殺し、他人と仲良く することです。いやしくも、独立して自らの力でやっていこうと考えている ならば、このような消極的なやり方はとるべきではないでしょう。

嫌な人間とは付き合わない。これが人間本来の姿であると考えます。嫌な人 間と苦労しながら付き合わなければならないのは、会社に隷属しているから であり、収入の源を握られているからです。もし、この不安がなくなったと したら、どうでしょうか?あえて無理して付き合う必要はなく、気の合った 人間とだけ付き合っていけばいいのです。人間関係で悩む必要はまったくな くなります。

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しかし、現実に会社に命の綱を握られ、管理されている立場であればこれは 不可能でしょう。ですから、私は早期の独立準備を勧めるのです。独立すれ ば、人間関係は自ら選択することになります。もちろん、苦労はしますが、 苦労の質が違います。くだらない井戸の中の人間関係で悩むことはなくなり ます。そのかわり、どのような人間と一緒に仕事をすべきかに悩むことにな ります。

独立自営の世界は、本当に魑魅魍魎、海千山千の化け物がいる世界です。うっ かりしていると、足元をすくわれたり、だまされることも日常茶飯事です。 その中で本当に信頼できる人間、人格者を見抜く眼を持つ必要がでてきます。 これを学んでいくことこそ、やらなければならないことです。

世の中にはさまざまな人間がいます。狡猾な人間もいれば、冷酷な人間、利 益のみを考える人間、こびへつらいの上手な人間もいます。また、お人よし の人間、優柔不断な人間、神経質な人間もいます。どのような人間と付き合っ たらいいのか、あるいは付き合わないほうがいいのか、また付き合う場合に はどのように接するのがよいのか。これを学んでいくことが重要です。

この人間関係を学ぶことは、サラリーマン社会での人間関係を良くすること とは根本的に違うのです。迎合の勉強か、選択の勉強かの違いともいえるで しょう。そして、これができるかできないかによって、独立して食べていか れるかどうかが決まってくるといってもいいかもしれません。

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独立準備をする間に、このような人間関係を学んでいくにはどうしたらよい のでしょうか。実際に、独立して苦労している人間と行動をともにするのが 一番よいでしょうが、それだけが方法ではありません。

私がよくお勧めするのが、中国の古典「三国志」を読破することです。最近、 三国志はビジネスの教科書として注目されていますが、実は人間関係を学ぶ のに最も適した教科書だと思います。非常に長い本ですから、最後まで読み 終えずに挫折してしまった方も多いと思いますが、ぜひこれをきっかけに最 後までお読みになるとよいでしょう。必ず得るものがあるはずです。

曹操、孫権、劉備はもとより、呂布、超雲、董卓.....、本当に個性的人間 が数え切れないほど登場します。彼らがどのような人間であり、どのように 考え、どのような行動を取ったか。そして、お互いがどのように助け合い、 利用しあい、友好関係・敵対関係を形作っていったのか。このような見方で 読み進んでいけば、人間関係の機微が理解できると思います。今から2000年 近く前の時代の話ではありますが、人間の根本はその当時と同じであること がわかるでしょう。

実際に私の周囲にいる人間も、たいてい三国志の登場人物の誰かに似ていま す。そして面白いことに、三国志の筋書き通りの行動を取ることが多いので す。私は人物を鑑定する習性を持っていますので、そのような時には思わず、 こいつは呂布だとか、曹操だとか思いながらニヤニヤしてしまうこともたび たびです。もちろん、諸葛孔明のような人物もいます。独立を志している方 には、必ず参考になります。読書が嫌いな方は漫画でもDVDでも構いませ ん。独立準備の出発点としてぜひ勉強してみてください。

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