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コラム

その144 「一人前になるということ」

今回は、「一人前になるということ」というテーマでお話をしたいと思います。

どんな職業でも、最初から本当のプロになれるわけではありません。初めは アマチュアに毛の生えた程度の力しか持っていないのが普通でしょう。プロ の世界に入り、その中で切磋琢磨して本当のプロとしての実力を身につけて いくわけです。

FPもまたしかり。最初はほんのわずかな仕事から出発します。1回の相談、 1枚の原稿、1コマの講義からです。その中で自分の実力を示し、次の仕事 につなげていく努力をする。成功する時もあれば、失敗する時もあります。 それを繰り返しながら苦労して、本当の一人前のプロになっていくのではな いかと思います。

プロとして本当に食べていかれるようになるには、やはり相当の時間がかか ります。年単位の時間がかかるのが普通でしょう。そうなるまでには、不断 の努力が不可欠です。これはどの商売でも同じでしょう。プロセスを飛ばし て結果だけを得ようとするのは、どだい無理な相談です。

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私どもの共同事務所には、30名あまりの独立FPがいますが、本当のプロ として通用すると思われる人間はそう多くはいません。確かにアマチュアで はありませんが、プロとしてはまだまだ甘いと感じることもよくあります。

しかし、そのような段階にある人間も、失敗・成功を繰り返し、不断の努力 を積み重ねていけば、必ず一人前になることができると思います。一人前に なるということは、他人に頼らず自らの力で生計を立てていくことができる ということです。この道を志した以上、必ずそうなってもらわねば困ります。

最近、このようなことがありました。研修講師の仕事を何度かかこなしてき たあるFPから次にような言葉を聞きました。「初めの頃は、研修講師の仕 事は楽しかったのですが、最近は逆です。つらくて仕方がありません」。

私はこれを聞いて、「こいつも一人前とはいかないまでも、やっと半人前く らいにはなったな」と心の中でニヤッとしました。1つの職業でご飯を食べ ることは、決して楽しいことではなくつらいことなのです。それに気づいて くれたということがうれしかったからです。

プロとしての道を極めようとすればするほど、その厳しさにつらいと感じる ようになります。FPの仕事が楽しいと感じているうちは、まだまだ本物で はありません。所詮、アマチュアの域にすぎません。仲良しFP倶楽部の連 中が泣きながら仕事をしているのを見たことがないのがその証拠です。

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